子育ては母親が担当するもの、という意識の強い人が世の中には多くいらっしゃいます。
ですが子供の親は母親だけではありません。
父親もまた、母親と同様に子供に関わり、一緒に協力して子育てをしていく必要があるのではないでしょうか。
たとえば「子育て」を手伝う、なんて言っている人はいませんか?手伝うのではありません。
あなたの子供でもあるのだから、一緒に2人で協力して助け合って育てていくのは当然なのです。
そして、それが夫婦仲良く過ごすコツでもあります。
「手伝う」という意識が発生する理由
子育てを手伝う夫は良い夫……なんて、まるで子育ては母親が担当することが当然のような言葉ですよね。
私は子育てを手伝うという意識が好きではないので、我が家では基本的に2人で半分ずつ負担を担当する方針で子育てを行っています。
そう言った意識が発生するのは、きっと皆さんの幼い頃の記憶が原因なのではないでしょうか?
たしかに母乳を与えたり、細かな気遣いが必要であったりといった理由でこの国では昔から女性が子育てをする文化が強く、あなた自身も母に育てられた記憶が濃いのだと思います。
ですが、別に父親がメインで子育てをしてはいけないなんて法はありません。
たしかに仕事をしてお金を稼いで……と父親としての役割もあるかと思います。
ですが、父親に比べて子育てをする母親が楽なんてことは決してないのです。
むしろあなたのパートナーなのですから、父親の方が多めに負担を背負うような気持ちが大事だと思います。
産後の疲労や子育て、自由時間が少なくなることなど、女性の負担はあなたが思っているよりも多いのです。
「手伝う」と言ってしまった経験のある人は、ぜひ一度考え直してください。
一緒に、2人で、自分達の子供を立派に育て上げてください。
子育てに疲れた時の対処法
我が家では私と妻の2人で協力して子育てをしています。
どちらかが疲れすぎないよう、十分に気を遣っているつもりなのですが、どうしても女性の方が負担が大きくなりがちです。
たとえば子供のご飯を用意した上で、夫や自身の食事も作る……家の掃除やその他の家事。
そういった「頑張れば夫でもできること」まで習慣で妻にまかせっきりになってはいませんか?
そのような家庭では、妻の負担が大きくなりすぎてしまい、そのことが夫婦間の不和の原因にもなりやすいのではないでしょうか。
我が家の場合は、そう言ったストレスをため込み過ぎないよう子育てを当番制で行っています。
たとえば月・火・水曜日は妻が子供の食事当番、それ以外は夫である私が子供の食事当番を担うなどです。
また、食事当番でない方が子供をお風呂に入れるなどして、必ず毎日、夫婦2人ともが子供と触れ合いお世話をする時間を作ります。
また、週ごとにどちらか片方が休息日を持つようにします。
その日は子育てを忘れて、朝から遊び歩いても良い日、となります。
そうすることでお互いにストレスをため込み過ぎないよう注意しながら、可能な限り笑顔の溢れる子育てを行っています。
夫婦間がぎくしゃくしてしまっては、子供が不安だと思うからです。
あれで赤ん坊は案外敏感に感情を察知しますからね。
家族揃ってリフレッシュ
子育てを理由に、夫婦のコミュニケーションや一緒に過ごせる時間が減ってしまうのは嫌だと思いました。
そのため私は、子供と一緒に遊びに行ける場所をネットで探すなどしてその問題を解決しました。
私が選んだのは、育児サポートが充実しているとある旅館です。
その旅館には各部屋のトイレにおむつ交換台が付いていました。
また、哺乳瓶のミルクを温めてくれたり、キッズスペースがあったりと、一時的に子供を預かってくれるなどのサービスもありました。
子供と一緒にそこへ行って、ほんの1時間ほどですが妻と2人っきりの時間を久方ぶりに過ごすことができました。
その間の話題も子供のことばかりで、嬉しそうに話をする妻の笑顔を今でも覚えています。
子育てで忙しい中でも、リフレッシュは大切です。
時々でもいいので、親子揃って出かけたり、子供を自分達の親や親戚に預けたりして夫婦だけの時間を作ることが、より良い子育てのコツだと思います。
ストレスを溜め過ぎないよう、十分に注意してまいりましょう。
妻が疲れ過ぎていると思ったら、普段よりも多めに家事を巻きとるなど、いくらでも工夫はできるかと思います。
父親としても男としても、妻子両方に気を配りながら幸せな家庭を築いてください。
まとめ
子育ては失敗の連続です。
なにしろ、父親も母親もどちらも初めて経験することばかりなのですから。
なので、父親、母親のどちらかが子育て中にミスをしてしまっても必要以上に責めることはしないでください。
一緒に、どうすれば良かったのか、を考えてみてください。
お互いがお互いに気を遣い合うことで、よりストレスの少ない子育てができるようになるかと思います。
家族仲良く、幸せな家庭を作りあげる気持ちが大切なのではないでしょうか?